アマテックの「母材置場管理システム」は2003年5月に1号機を大手コイルセンター様に導入されて頂いて以来、実際のクレーンオペレーターの方々と改良を重ねてきました。
2024年4月現在までに20社様に55台の納入実績あります。

システムの概要

母材・素材に識番を付け、その材の位置を3次元(X(走行)軸・Y(横行)軸・Z(昇降)軸)で管理します。
一度登録した材はその材が無くなる(加工・出荷など)までは再登録の必要はありません。
また、各ラインの工程をシステムに入力することにより、必要な材の位置を表示することが出来ます。
また、事務所よりの工程入力、ラインよりの工程変更が可能。クレーン運転手の負担を軽減します。 全ての操作はタッチパネルを用いて簡単に操作出来ます。

母材置場管理システムの概要

システムの流れ

入荷
トラックよりの母材入荷時に識番(旗番)を入力します。
※以後の位置・工程管理はこの識番で管理されます。
入荷
登録
コイルヤードに母材を降ろす事により、システムが自動的に位置を登録します。
登録
コイル吊り上げ
コイルヤードより母材を吊上げると、そのコイルの位置を確認し、識番を表示します。
また、そのコイルが加工予定のものであれば、加工予定が表示されます。
コイル吊り上げ
ライン供給
各ラインのコイルカーに母材を供給することにより、システムの工程が進行、次の材の位置を表示していきます。
ライン供給
巻戻しコイル
各ラインのコイルカーより巻戻しコイルを吊上げる場合は、再登録の必要はありません。
巻戻しコイル
出荷
母材コイルを出荷した場合は、自動的に位置情報を削除します。
出荷

操作画面

初期画面

吊上げているコイルの識番、クレーン現在位置、各ラインの工程内容等を表示しています。

母材管理システム初期画面

識番検索画面

登録済みのコイルの位置を検索できます。

識番検索画面

吊上げ時加工情報

コイル吊上げ時の加工情報画面は、吊上げたコイルが加工予定に入っていればこの画面が表示されます。

吊上げ時加工情報